気にしてないと怖いPM2.5の事

基準値ってあてになるの

【 2014/06/18 】

PM2.5という言葉を知らない人は少ないのではないでしょうか。しかしPM2.5とはどんなものであるのかまで知っている人は少ないと思います。空気中には様々な大きさの粒子状物質が浮遊していますが、その空気動力学的粒径が50%カットされる分粒装置によって分離された粒子のことを指しています。日本ではPMという環境基準を制定しておりますが、これは空気動力学特性が10㎛以下についての基準値です。人が普通に鼻で呼吸をしたときに10㎛以上の粒子は鼻腔内で止まり、それより先の気管や肺までは到達しないことからできた基準で100㎍/㎥以下であれば健康への影響はないと考えられていました。しかしハーバード大学が出した6都市調査という論文は衝撃的な結果を示し、環境の大きく異なる米国の6都市においてPM2.5と死亡数との関連性で10数㎍/㎥をから100㎍/㎥の間良好な相関性が確認されたことです。これは専門家が持っていた常識を覆すものでした。本題の基準値って当てになるのですが、この設定根拠はこの論文をベースにしており、WHOと日本の基準値は異なっています。また成分、粒子数の方が指標として良のではという指摘もあります。PM2.5は本来は24時間の平均濃度がベースなのですが日本ではⅠ時間値を要求しており、これに対応した測定法には多くの改良が必要で測定精度はあまり良くありません。もっと科学的根拠の究明が必要です。